〜ヨーロッパの“動く暮らし”から学ぶ、私たちのリズムの整え方〜
気づけば今日も、ほとんど同じ場所にいたかもしれません。
家事の合間にスマホをチェックして、ちょっと一息つこうと座ったら、なんとなくそのまま時間が過ぎていた。そんな日、ありませんか?
40代になると、若い頃のように無理も利かなくなってきて、「なんだか体が重い」「気分も上がらない」と感じる日が増えるもの。
でも、特別な運動や意識の高い習慣じゃなくても、自分のリズムを整える方法はあります。
今回は、ヨーロッパの“動きのある暮らし”をヒントに、心と体をやさしくほぐす新しい習慣を見つけてみましょう。
座りっぱなしが、心にも効いていた?
日本人の生活は、「座ること」が多すぎると言われています。
テレビを観るときも、スマホを見るときも、食事も、仕事も…。気づくと1日7時間以上座っていた、なんてことも。
でも問題は“座ること”そのものよりも、同じ姿勢で、動かずにいる時間が長いこと。
- 肩や腰がこる
- 頭がぼーっとする
- イライラしたり、やる気が出ない
これって、実は「動かなさすぎ」が影響しているかもしれません。
ヨーロッパの人は、どうやって暮らしてるの?
ドイツやオランダ、北欧の国々では、“動くこと”が特別なことではありません。
例えばオランダ。街には自転車道がしっかり整備されていて、買い物や送り迎えも基本は自転車。
ドイツではスーパーに行くのにも歩くのが当たり前で、階段を使うのも習慣化されています。
なにも「運動のために動く」わけではなく、暮らしの中に自然と“動く”ことがあるんですね。
「動かなきゃ」じゃなくて、「ちょっと動くと気持ちいい」
私たちが見習いたいのは、ストイックな運動ではなく、“ちょっと動くだけでリフレッシュできる”という考え方。
● 立ってやってみる
料理中に少し足を動かしてみたり、スマホチェックを立ってしてみたり。立つだけでも、背筋が伸びて気持ちが変わります。
● 「ついで動き」を増やしてみる
洗濯をたたむ前に伸びをする、掃除の前に軽く屈伸をしてみるなど、“ついで”に体を使うことを意識するだけで、体も心もスッキリ。
● 外の空気を吸いに出てみる
5分でも散歩すると、思考がクリアになります。歩くことって、心の整理にも効くんですね。
“がんばらない動き”が、自分をやさしく整えてくれる
日本には、「ちゃんとやること」「きちんとしていること」を大事にする文化があります。
でもその一方で、私たちは“動くこと”すら、どこか真面目に考えすぎてしまっているのかもしれません。
ヨーロッパのように、「日常の中でちょっと動く」ことが、リズムや気分を整えてくれるなら
少しずつでも、そんな“文化の選び方”を始めてみませんか?
今日も、あなたらしく過ごせますように。