あなたの一票が法律になるまで。政党選びと国会の仕組みをわかりやすく解説!

学習

「政党によって考え方が違うのは分かったけど、
結局、どこを選べば自分の意見が通るの?」

そんな疑問を持ったことはありませんか?

今日は、

□ 政党選びがどう法律や政策に繋がるのか
□ 国会で法律が決まる仕組み
□ 政党と国会の関わり

を、やさしくお話しします。


国のルールを決めるのは「国会」

まず大前提。

日本の法律や予算を決めるのは、国会 です。


国会ってどんなところ?

✅ 日本の最高機関
✅ 法律を作る場所
✅ 税金の使い道を決める場所
✅ 内閣(政府)を監視する役割もある


二つの部屋がある

国会には二つの「部屋」があります。

  • 衆議院
     → 国民の声をより反映するため、任期は短い(4年)
     → 解散がある(選挙でやり直しになることがある)
  • 参議院
     → 長期的な視点で物事を見る(任期6年、半分ずつ改選)
     → 解散がない

例え話:会社の決裁フロー

国会は、会社でいうと稟議(りんぎ)や決裁の場に似ています。

  • 部署で案を作る(法案を作る)
  • 部署長が確認(委員会審議)
  • 社長・役員会で最終決定(本会議)

国会も、法案を通すにはいくつものハードルがあります。


法律ができるまでの流れ


ステップ① 法案を作る

誰が法案を作るか?

  • 政府(内閣提出法案)
     → 各省庁が作る(例:厚生労働省が医療の法律を作る)
  • 国会議員(議員立法)
     → 議員たちが協力して案を出す

ステップ② 委員会で話し合う

法案は、いきなり国会の本会議には出ません。

まずは「委員会」で詳しく審議されます。


例:教育の法律なら
→ 文部科学委員会で議論


ステップ③ 本会議で採決

委員会でOKが出ると、本会議に回されます。

ここで議員全員で賛成か反対かを決める → 採決


ステップ④ 両院で可決

衆議院、参議院の両方で可決されると、法律成立!

ただし、衆議院で可決→参議院で否決の場合でも、衆議院の再議決で法律が通ることがあります。(衆議院の方が権限が強い)


ここに政党が深く関わってくる

政党が多数を取ると、法案が通りやすい


例え話:クラスの多数決

クラスで遠足の行き先を決めるとき。
仲良しグループが多い方に入っていれば、
自分の行きたい場所が通りやすいですよね?

国会も同じ。
議席の多い政党が法案を通しやすくなるんです。


与党と野党とは?


与党

  • 今、政権を担当している政党
  • 総理大臣を出している政党(例:自民党など)
  • 法案を作りやすい立場

野党

  • 政権を持たない政党
  • 与党のやり方をチェックしたり、別の案を出したりする

例え話:会社の役職

与党=経営側(社長や役員)
野党=監査役、労働組合のようにチェックする役割


「どの政党を選ぶか」が未来を決める理由

「どの政党を選ぶか」は、単に「好き嫌い」だけの問題ではありません。

✅ 与党になると、国の方針を決める力が大きい
✅ 野党でも、議席が多いと発言力が強くなる
✅ 議席が少ないと、どんなにいい案を出しても通りにくい

だからこそ、政党選びは自分の望む未来を選ぶ行為なんです。


「政党と国会」まとめ


✅ 国会は法律や税金の使い道を決める場所
✅ 法案を作るのは内閣や国会議員
✅ 委員会 → 本会議 → 両院可決 の流れ
✅ 議席の多い政党が政治を動かしやすい
✅ 政党選びは未来を選ぶ大きなカギ


よくある質問(FAQ)


Q. 与党と野党って必ず決まってるの?
A. 選挙結果で変わります。政党の数が多い国だからこそ、連立を組んだりもします。


Q. どの政党が一番強いの?
A. 時期によって違いますが、議席の多い政党が政治を動かす力を持っています。


Q. 野党に入れる意味はあるの?
A. あります!与党をチェックしたり、よりよい案を出すためには野党も重要です。

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