― 減らすことで整う、わたしのライフスタイル ―
選びすぎて、疲れていない?
「この服、まだ着るかな?」
「休日に何をしよう…?」
「夕飯、何作ろうか…」
30代後半から40代になると、人生に関わる“選択肢”が一気に増えてきます。
家のこと、仕事のこと、老後のこと…大人になるって、こんなに選ぶことが多いの?と思うくらい。
でも、気づいていませんか?
「選ぶ自由」が、「選ばなきゃいけない負担」になっていることを。
実は私たちの脳は、選択肢が多すぎると混乱し、かえって満足度が下がるようです。
“減らす”ことは、決して我慢じゃない
「減らす」と聞くと、
・我慢する
・ミニマリストになる
・何も持たない生活になる
…そんなストイックなイメージを持つ方もいるかもしれません。
でも私が提案したいのは、「選ぶ前に、選ばないルールを持つ」ということ。
例えば、
- 平日の服は5パターンだけに決める
- 冷蔵庫には3日以内に食べるものだけ入れる
- 見るSNSを2つに絞る
「どうしようかな?」を手放すと、驚くほど心が軽くなるんです。
「手放すことで見える本当の好み」
私自身、以前は“何でも持っていたい派”でした。
洋服も、読みかけの本も、たくさんの予定も。
でも気づいたのは、「多い=豊か」じゃないということ。
むしろ、情報も物も予定も絞ったときのほうが、
「私、こういうのが好きだったんだ」
という本音の自分に出会えた気がしました。
人は「選択肢を減らすことで満足度が高まる」と言われています。
これは、“意思決定コスト”が下がることで、「自分の選択に納得しやすくなる」からです。
まずは、暮らしの“選ばないポイント”を決める
具体的にはこんなふうに取り入れられます
【選ばないルールの一例】
- 服:1週間分のセットを作り、ローテーションする
- メニュー:平日は「曜日ごはん(例:月曜はカレー)」にする
- SNS:夜の1時間だけチェックして、それ以外は通知オフ
- 買い物:悩んだら買わない、の原則を持つ
小さなルールだけど、これがあるだけで、頭の中のモヤモヤが静かになるんです。
「選ばない暮らし」は、自分の人生を選ぶこと
選択を減らすというのは、可能性を減らすことではありません。
むしろ、“本当に大切なこと”に集中するための準備です。
- 本当に好きなものだけに囲まれる
- 人間関係を厳選することで、深いつながりが生まれる
- やりたいことがクリアになって、行動しやすくなる
「選ばない暮らし」とは、自分の意思で、“人生のノイズ”を整理する習慣なのです。
今日のちいさなおくりもの
「選ばないことで、選べる未来がある。
減らした分だけ、本当に大切なことが見えてくる。」