「“やりたいこと”より“やるべきこと”を優先するのが、大人ってこと?
その順番、ほんとうに私を幸せにしてる?」
いつから“好き”は後回しになったんだろう?
朝から晩まで、やらなきゃいけないことで埋まる一日。
気づいたら「自分のための時間」は一番最後、
あるいは、疲れてできずに明日へ繰り越し…。
そんな日々を送るうちに、
“好きなこと”さえ、どこか遠慮がちになっていませんか?
でも本当は、「好き」は生きるエネルギーの源。
好きなもの、やりたいこと、心が動くことを後回しにする暮らしでは、
だんだん“わたし”の軸がぶれていきます。
なぜ、私たちは“自分”を後回しにしてしまうのか?
それは、「自分より、誰かを優先することが正しい」という
長年の思い込みや習慣が根っこにあるからです。
- 子どもや家族を最優先にするのが当たり前
- 職場では、我慢してこそ評価される
- 好きなことをしていると、罪悪感がある
でも、それって本当に「正しさ」でしょうか?
“自分を満たすこと”は、わがままではなく、土台になるもの。
むしろ、自分を大切にできる人こそ、
周りを思いやる余裕や、しなやかな心を持てるのです。
“好き”を後回しにしないための小さな習慣
①「自分の“エネルギー残量”を毎日チェックする」
好きなことをするには、エネルギーが必要です。
でも、エネルギーが空っぽでは“好き”に手が届かなくなる。
そこで大切なのが、日々の“心の残量チェック”。
- 今の私、元気のゲージは何%?
- 今日のわたしをちょっと満たすためにできることは?
この問いを、1日の終わりや、朝の始まりに取り入れるだけで、
自分の内側と丁寧につながれるようになります。
②「“好きなこと”を先にスケジュールに入れる」
やるべきことを全部終えたら、余った時間で自分のことを…
と思っても、その“余り”は意外と訪れません。
だからこそ、“好き”の時間を先に確保する発想を。
- 金曜の夜は絶対にお気に入りのカフェに行く
- 朝10分だけ、好きな香りで瞑想する
- 週末に映画を1本観ることを予定に入れる
“自分との約束”をカレンダーに書くことは、
自分を人生の主役に戻すアクションです。
③「“小さな好き”を積み重ねていく」
特別な趣味や大きな夢でなくていいんです。
むしろ、日常の中にある“ちょっと好き”を大切にするほうが、
心は安定していきます。
- 好きな紅茶をいれる
- 好きな服を着て出かける
- 1曲だけお気に入りの音楽を聴く
“好き”を感じられる時間は、
「私はこれでいいんだ」という安心感をくれます。
わたしの人生の主導権は、わたしが持っていていい
誰かのために、社会の期待に応えるために…と、
がんばることも素敵なこと。
でも、その先に“わたし”がいなくなってしまったら本末転倒。
“好き”を最後に回さない。
“わたし”を今日の優先順位に入れてみる。
そんな小さな選択から、人生は少しずつ、
自分軸で心地よくまわり始めます。
「“好き”に罪悪感はいらない。
好きなことを、今日のわたしにプレゼントしてあげよう。」