ゴールデンレトリーバーは、穏やかで人懐っこい性格から「理想の家庭犬」として世界中で愛されている大型犬です。
しかし体が大きい分、快適に暮らせるためには 広さや生活空間の工夫、安全対策 が欠かせません。
「家が狭いと飼えないの?」「どんな部屋づくりをすれば良いの?」と悩む方も多いはず。
この記事では、実際にゴールデンレトリーバーと暮らしている経験をもとに、最適な飼育環境づくりのポイントを詳しく解説します。
広さの目安
- 室内での生活に必要なスペース
目安は「6畳以上のフリースペース」。自由に寝転がれる広さがあれば、ストレスなく過ごせます。 - 庭やベランダがある場合のメリット
日光浴や軽い運動、トイレ場所として活用できるため便利。ただし室内飼いが基本なので、外だけに頼らない環境を整えましょう。 - 散歩とのバランス
たとえ住まいがコンパクトでも、毎日の散歩や運動で補えます。ゴールデンには 1日1〜2時間の運動 が理想です。
生活空間の工夫
- 滑りにくい床
フローリングは関節に負担がかかりやすいので、マットやカーペットを敷いて滑り止めを。

- 家具の配置
動線を広くとり、犬が安心して歩ける空間を確保しましょう。 - サークル・ベッドの置き場所
家族が集まるリビングの一角がおすすめ。孤独感を感じにくく、安心して休めます。

●生後4か月頃までは必需品です
●生後10か月頃には使用しませんでした。…3万円くらいしたのでもったいないですが、友人にプレゼントしました
安全対策
- 誤飲・いたずら防止
コードはカバーで隠し、ゴミ箱はフタ付きのものを。
小さいときはコンセントでも遊んでいいたのですべて隠しました。観葉植物もパクパクしていました。
- 夏の暑さ対策
大型犬は暑さに弱いため、エアコン管理は必須。直射日光を避ける工夫も大切です。
基本は夜中と朝方以外はずっとエアコン&扇風機です。
- 段差や階段
関節に負担がかかるので、スロープを設置したり立ち入りを制限したりするのが安心です。

生後4か月頃までは階段に上がれないようにペットゲートを付けました
家族との暮らしやすさ
- 犬専用スペースをつくる
サークルやベッドの設置で「ここが自分の場所」と理解させると、人も犬も快適。(ソファーの下などの空間も好きです) - 子どもや高齢者との共生
大型犬ならではのパワーを考慮し、ぶつかり事故を防ぐ工夫をしましょう。 - リラックスできる環境=家族全員の安心感
愛犬が安心して過ごせる家は、人にとっても居心地のよい空間になります。
まとめ
ゴールデンレトリーバーにとっての最適な飼育環境とは、単に「広ければいい」というものではありません。
安全で安心できる空間、家族との適切な距離感、そして毎日の運動 ― この3つのバランスが大切です。
「犬も人も暮らしやすい家づくり」を意識すれば、毎日がもっと楽しく快適になりますよ。
次回(8/21)は「しつけと基本的な飼い方」についてお届けします。