「選挙っていくつあるの?」参議院・衆議院・地方選挙の違いをやさしく解説

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「選挙って、たくさん種類があるけど、何が違うの?」
「参議院と衆議院って、名前は知ってるけど…どっちがどっち?」

そんな疑問を持ったことはありませんか?

今日は、選挙の種類とそれぞれの役割を、やさしく解説します。

「興味ないなぁ」という人も、
実は暮らしに直結することがたくさん!

ぜひ一度、のぞいてみてくださいね。


選挙にはいくつか種類がある

選挙は、大きく分けると次の2つに分かれます:

  1. 国を決める選挙(国政選挙)
  2. 地域を決める選挙(地方選挙)

例え話:お店を決めるとき

たとえば、友達グループで遊びに行くとき。

「映画館に行くか、ボウリングに行くか」など、大きな予定を決めるのが「国政選挙」みたいなもの。

でも、どこの映画館に行くか、何時に集合するか、細かいことを決めるのは「地方選挙」に近いイメージです。


国政選挙ってなに?

国政選挙は、日本全体のルールや方向を決めるための選挙です。

代表的なのはこの2つ

衆議院議員総選挙
参議院議員通常選挙


衆議院と参議院、どこが違うの?

「衆議院と参議院って、いったい何が違うの?」

ここがとてもよく聞かれる疑問です。


衆議院議員総選挙とは?

✅ 任期は4年(解散があるから短くなることも)
✅ 人数は465人
✅ 政治の流れを決める力が強い

  • たとえば、予算を決めたり、法律を作ったりする時、衆議院の意見が優先されることがあります。
  • 政権交代(どの政党が国を運営するか)に直結しやすいので、とても注目される選挙です。

参議院議員通常選挙とは?

✅ 任期は6年(解散なし)
✅ 人数は248人(3年ごとに半分ずつ入れ替え)
✅ 衆議院のチェック役

  • 「暴走を止めるブレーキ役」と言われることが多いです。
  • 落ち着いて議論するために、衆議院とは別に存在しています。

例え話:学校の生徒会

学校の生徒会に例えるなら…

  • 衆議院は「会長」
    → 決定権が強く、いろんなことをどんどん決める役割
  • 参議院は「副会長」
    → 会長が暴走しないように、きちんと意見を言う役割

どちらも大事な存在なんです。


地方選挙ってなに?

国を決めるだけじゃなく、町や都道府県を運営するための選挙もあります。

たとえば:

✅ 都道府県知事選挙
✅ 市区町村長選挙
✅ 市議会・県議会議員選挙


地方選挙のポイント

  • ゴミの分別ルール
  • 公園の整備
  • 学校や保育園の充実
  • 災害時の対応

こうした「暮らしの細かい部分」を決めるのは地方の政治です。


例え話:町内会

町内会で「町内運動会をやるか」「街灯を増やすか」など、細かいことを話し合うのが地方選挙に近いイメージ。

国政よりも、生活に直結することが多いのが地方選挙の特徴です。


「どの選挙も関係ない」はもったいない

「国のことは遠い世界の話」
「自分は地元に興味がない」

そんなふうに思う人もいるかもしれません。

でも、選挙で決まることは、わたしたちの暮らしにすごく大きな影響を与えます。

たとえば:

  • 学校給食の値段
  • 子ども医療費の負担
  • 自然災害への対策

すべて、選挙で選ばれた人が決めていること。


「どの選挙が大事なの?」の答え

よく聞かれるのが

「どの選挙に行けばいいの?」

という疑問。

答えは、全部大事 です。

大きな国の方向を決めるのも大事。
身近な暮らしを守るルールを決めるのも大事。

どれも、わたしたちの未来をつくる選挙だからです。


まとめ|選挙はわたしたちの「暮らしの設計図」

✅ 国政選挙は日本全体の進む方向を決める
✅ 地方選挙は身近な暮らしを守るしくみ
✅ 衆議院はスピード感、参議院はブレーキ役

「どの選挙も自分には関係ない」と思わずに、
ぜひ次の選挙で「自分の声」を届けてみてくださいね。


よくある質問(FAQ)

Q. 衆議院と参議院のどっちが偉いの?
A. どちらも大事ですが、政治を動かす決定権は衆議院がやや強いです。


Q. 地方選挙は行かなくても困らない?
A. ゴミの分別ルールや災害対策など、暮らしに直結することが多いので、行くほうが安心です。


Q. 一票で結果は変わる?
A. 地方選挙では特に、数票で当落が決まることが珍しくありません。

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