「自分を好きになれない」
そんなこと、誰にも言えないまま、心の奥にしまいこんでいませんか?
私も、ずっとそうでした。
「なんでこんなに自分にがっかりしているんだろう」
「もっといい人生を送れると思ってたのに」
40代になり、ふと鏡を見たとき、過去の自分と今の自分との間に、大きな隔たりを感じることがあります。
自分を好きにならなきゃ、という呪い
「自分を好きにならなきゃ」
SNSや本、いろんなところで聞こえてくる言葉。
でも、その言葉が、かえって私たちを苦しめることもありませんか?
- こんな自分じゃダメだ
- もっとポジティブにならなきゃ
- 自己肯定感を上げなきゃ
無理に自分を好きになろうとするほど、できない自分にがっかりしてしまう。
それが、40代の私たちが抱えがちな、静かな苦しみだと思うのです。
人生を愛おしいと思える瞬間があればいい
私は最近、こう思うようになりました。
「自分を好きになれなくてもいい。
ただ、人生を愛おしいと思える瞬間があれば、それで十分なんじゃないか。」
たとえば
- コンビニで新作スイーツを見つけたとき
- お風呂でふっと肩の力が抜けた瞬間
- 誰かが笑顔で「ありがとう」と言ってくれたとき
- ベランダで空を見上げたら、雲がきれいだったとき
たったそれだけでも
「なんだか、生きていてよかったな」
と思える瞬間があります。
その一瞬があるだけで、人生って案外捨てたもんじゃない。
自分を好きになることより、そっちの方がずっと大事だと思うのです。
今日からできること
もし今、あなたが「自分を好きになれない」と感じているなら
今日のちいさなおくりものを試してみませんか?
《愛おしい瞬間リスト》
- 紙やスマホのメモを用意してください。
- そこに、こう書き出してみてください。 「人生が愛おしくなる瞬間」
思いつくままに、小さなことでいいのです。
- 朝、目覚めて鳥の声が聞こえたとき
- コーヒーを淹れた香りが部屋に広がったとき
- 子どもが寝顔で笑っていたとき
- 好きな音楽が偶然流れてきたとき
書いてみると気づくはずです。
「自分を好きになれない日も、人生には愛おしい瞬間がちゃんとあるんだな」
まとめ
自分を完璧に好きになることなんて、たぶん一生できなくていいのだと思います。
大事なのは、人生の中に「愛おしい瞬間」をひとつでも多く見つけること。
自分を責めてばかりの心が、少しだけやわらかくなるように。
今日のちいさなおくりものが、あなたの心にそっと灯りをともせますように。